国会、そして国会議事堂

国会、そして国会議事堂

国会は「国権の最高機関」であり、国の唯一の立法機関。全国民を代表する選挙された議員によって組織し国の大切な取り決めを行う。日本の国会は衆議院と参議院の二つの議院から成り立つ二院制。その国会が開催されるのが国会議事堂である。
議事堂の象徴的なモニュメントでもある中央塔を境にしてシンメトリーなシルエットは、正面に向かって右側が参議院、左側が衆議院となっている。『革命篇』は衆議院棟を舞台にストーリーが進行する。建物の構造は地上3階(中央部4階、中央塔9階)、地下1階の鉄筋コンクリート造り。
現在の議事堂は大正9(1920)年1月に起工、昭和11(1936)年11月に竣工した。工事に携わった作業員数は約254万人という国家的事業であった。

テロリスト達が占拠する本会議場は衆参ともに2階にあり、3階まで吹き抜けの構造となっている。面積はともに743平方メートル。「本会議」というのは国会の中でも最も大きく重要な会議であり、衆参両議院がそれぞれの本会議場に集まり、国の重要法案を審議する場である。本会議が開催される日は衆議院が火・木・金曜日。参議院は月・水・金。また、国会議事堂内の象徴といえる廊下にしかれた幅1.8メートルの真紅の絨毯は、全部の長さを足すと約4キロメートルといわれている。この廊下にそって「委員会室」という多数の部屋が並んでいる。

国会議事堂を象徴するもうひとつのモニュメント。それは、中央塔の下に位置する中央広間。この広間の四隅に日本の議会制度の基礎を作った3人の政治家、初代内閣総理大臣・伊藤博文、議会開設の必要性を広く国民に訴えた板垣退助、日本初の政党内閣総理大臣を務めた大隈重信ら3人の銅像が立っている。この3人は議事堂の演壇立つことはなかったが、国会の様子をしっかりと見守る威厳あるたたずまいを見せてくれる。さらに有名なのは、誰も立っていない空の台座が1つあること。もう一人の像を誰にするはずだったかは、その真相を残す資料は全く存在しない。政治というものには完成はなく、理想に向かって常に進化を遂げる者こそ真の政治家だという戒めをこめているという説や皇居に背を向けることを避けるためなどの説がある。

さて、『革命篇』で重要なポイントとなる国会議事堂の警備について。先ず国会は三権分立の原則に従って、立法府の最高機関が行政府の一下部組織に警察権を委ねるのは好ましくないという考えから、議事堂敷地内は警察による警備ではなく、衆参各議院が自立的に規律保持を行っている。これを議院警察権という。従って例え警察官といえども各議長の許可が無い限り敷地内に立ち入る事はできない。国会議事堂内で警備を行っているのは「衛視」と呼ばれる衆議院事務局と参議院事務局の職員なのである。衛視は拳銃などの武器を携帯していないが、国務大臣や海外からのVIPを警護するSPは例外として議事堂内での警察活動を許されている。つまり、議事堂内で唯一武器の携帯を許されているのがSPという事実が、『革命篇』ストーリーを構成する重要なポイントとなっているのだ。

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